ブログを書くハードル

 なんか最近ブログを書けない、というか、書きたいことがないようなあるような、まとまっているようないないような、はたしてこれをブログに書いたところで喜んでくれる人がいるのか、傷つく人がいないだろうか、というようなことをつらつらと考えている。要するにブログを書くハードルが上がっている。というよりは自分で勝手に上げてしまっている。

 理由はいくつかあると思うけど、一つは誰に向けて書いているのかがつかめなくなってきたからだと思う。今までは、と言っても二か月ぐらいだが、漠然とお世間様に申し上げたいこととか、定期的に読んでくれている友達に読んでほしいこととか、あるいは昔の自分に言いたいこととかがあって書いていた。しかし最近は、書きたいことが一つもない。でも何かを書きたい気はするし、書かないといけない気もする。このようなやむにやまれぬ焦燥感で何かを書いて、それはそれで気に入っているんだけど、でも自分の納得できる出来にはならなくて、また焦ったりしていた。まあこれに関してはこの先も書きたいものがあるときに書く、ぐらいのスタンスでブログを続けていくつもりなのであんまり気にしなくていっか!と思う。

 もう一つの理由として、私は自分の書くものに対して終着点というか、結論を用意しようとしすぎていたことが挙げられる(あれ?英検のwritingみたい)。今まで私は結論がはっきりしないブログばっかり書いてきたな、という実感があって、だからこそ帰結が明確なものを書かないと!と思っていた。でもここ数日は、帰結のはっきりしない、どこからきてどこに行くのかもわからない、ゆるーく流れていく雲のような文章を書きたいなあ~と思っている。これはなぜかというと、雪舟えまさんという人のパラダイスィー8という短編集を読んだからだ。この短編集に出てくる人たちは、みんなそれぞれに悩みや問題を抱えていたりいなかったりして、問題がある/ない、その問題が解決している/していない、にかかわらず、生活したり人と交流したりしている。すべての話にはっきりしたオチがあるわけでもなくて、でもこの後登場人物の幸せな生活が続いていくことを予期させるような祈りたくなるような、そんな世界観がとても素敵だと思った。気になった人はぜひ読んでみてください。

 とはいえもっともっといろんなことを書いてみんなにこのブログを読んでほしい気持ちはあるので、どんなに細々とでも続けていきたいな。もう少し夏になったら日記みたいな感じでその日に起こったことを書き記したりしようかな🎐

どうにかして書くことをあきらめずにいたいものです じゃあね~