6月🏳️‍🌈🏳️‍⚧️

 

  6月はプライド月間だ。と言われてもぴんとこない人もいるかもしれない。プライド月間とは、世界中でLGBTQ+の支持を表明したり、その権利について訴えかける期間のことである。

  この期間中、さまざまな場面で見かけるのがレインボーフラッグ(🏳️‍🌈←これ)だ。絵文字では6色だが、もともとはピンク、赤、橙、黄、緑、ターコイズ、青、バイオレットの8色で構成されている(ピンク色の生地を調達するのが難しいからこの色になったそうだ)。この8色はそれぞれピンクがセクシュアリティ、赤が人生、オレンジが癒し、黄色が日光、緑が自然、ターコイズがマジック、青がハーモニー、バイオレットが魂を意味している。レインボーフラッグにはこれ以外にもたくさん種類があって、たとえばピンクと水色と白の旗(🏳️‍⚧️←これ)はトランスジェンダーフラッグといって、水色は男の子をピンクは女の子を、白は移行中の人、性別が無い人、または中立な人を表しているそうだ(レインボーフラッグにはこれ以外にもたくさん種類があるので、気になった人は参考文献の二つ目のリンクに飛んでみてね)。

 

  レインボーフラッグとその色の意味するところを知ったとき、私は正直がっかりした。みんなが生きやすい社会を目指す活動の場でも、またピンクに「女性らしさ」が割り当てられている。以前私は、ピンクは社会的文化的に「女の子っぽさ」を背負わされすぎていて苦しい、というようなことを書いた。「ピンクが好きなんて女の子っぽいね!」という言葉を何度またかだるいねんほんま、と思いながら聞いたことか。「ピンク」がレースだったり、恋愛もののドラマだったり、甘いものだったこともある。

   そういう経験が積み重なって飽き飽きした結果として、私の中には女性嫌悪があるのだと思う(認めたくないことだけど)。現実の女性に向けられたものではなく、社会的文化的に「女の子っぽい」とされる要素を避けたり軽んじたりする傾向が小学校高学年のあたりからずっとあった。今はかなり薄くなったけれど、それでもピンクにはまだやはり抵抗がある。

   しかし私はやっぱり可愛いものが好きだ。甘いものも好きだ。私がそういうものを好きなのは、私が私だからであって、私が女の子だからではない。もちろん女らしくとか男らしくとかそんな理由で服装とか持ち物の傾向を押し付けられることは絶対あってはならないけれど、私は(もちろん私以外の人も)、どんな人であろうと堂々と「女の子っぽい」ものを好きであっていい。あとこれを読んでる身内に対して、私が覚えてないだけで昔女性嫌悪をあなたに向けていたら本当にごめんなさい。ここで謝るのもおかしいけどここでしか謝れないと思うので…  こういうことを言われたというのを覚えている人がいたら連絡ください、戒めにします。

    書いていて思い出したのだが、幼稚園の時の私はメゾピアノが好きだった。ピンクでレースとリボンとラインストーンがたくさんついた「女の子」のための服屋さん。とってもかわいい。あの時メゾピアノをかわいいと感じた私を私は絶対押し殺さない。

 

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・参考文献

 

プライド月間(Pride Month)とは?【日本・海外の動き、企業の取り組み】

https://jobrainbow.jp/magazine/pride-month

 

LGBTの象徴】レインボーフラッグ(旗)の全て【なぜ6色?いつから?】

https://iris-lgbt.com/blog/2022/05/12/rainbowflag_lgbts/#tid-25

・さいごに

間違っている点や不適切な表現があれば教えて頂けると幸いです!